第2554回 Chernobyl Museum
May 31, 2011 § Leave a comment
キエフにあるチェルノブイリ博物館
その中に「埋葬の村」というコーナーがあり
事故のために放棄された500弱の村の名前が展示されているという
チェルノブイリ事故は
わかっていないことだらけだが
それでも学ぶべき部分は非常に多い
日本の近い未来がそこに存在している
第2553回 Prypiat
May 30, 2011 § Leave a comment
ウクライナ北部の町、プリピャチ
死の町と呼ばれ、今ではゴーストタウンとなっている
1970年にチェルノブイリ原発の労働者4万8千人のために建設され
当時は秘密都市の扱いであった
事故後、プリピャチは完全に放棄された
ある科学者によると、再び人が住めるレベルになるのに
あと900年かかるとされている
第2552回 Pluto’s Realm
May 29, 2011 § Leave a comment
フクシマの事故について専門家がさも訳知り顔で講釈を垂れているが
過去にこのレベルの事故はフクシマとチェルノブイリでしか起こっておらず
かつチェルノブイリについては旧ソ連の統治下にあったため
要するに過去に参考になる詳細なデータというものは存在しない
よってフクシマの状況や今後の影響についても
「わからない」
と答えるのが唯一の正しい答えだ
あたかも今後の予測を科学的に語っている学者や専門家は
その時点で信用できない、と考えてよい
第2551回 Tower of Babel
May 28, 2011 § Leave a comment
2011年3月1日に広州タワーを抜き
世界最高層の建築物となった東京スカイツリー
非常に不謹慎だとは思うが
どうしてもバベルの塔を想起してしまう
旧約聖書、創世記の物語
バベルとは、当時栄華を極めたバビロニアのこと
人間の技術の限界を示し
神の怒りにふれてしまった人間は
その後皆がバラバラな言葉を話すようになってしまったというこの寓話は
今の日本の状況に酷似しすぎている
第2550回 Allegory
May 27, 2011 § Leave a comment
今回のフクシマの事故で完全に明らかになったことは
世の中を支配している「権威」には
実は何の正当性も信用も存在しないということだ
学界、財界、メディア、政府
特に情報を隠蔽し虚偽を流し続けた学者の罪は重い
毒舌でならしている有名人も
原発のような政治的な問題には、全く触れないことが判明
今回の事故は、国民の大多数が共犯となった国家ぐるみの巨大犯罪であり
その被害者は当然日本国民全員と、世界中の多くの人々だ
今回の事故は
人間の愚かさを伝える
地球の歴史に残る寓話だ
第2549回 正力松太郎
May 26, 2011 § Leave a comment
日本に原子力を導入し、原子力の父と呼ばれたのは
読売新聞社社主、正力松太郎
1955年 原子力基本法
1954年 原子力委員会 正力が初代委員長、後に科学技術庁長官も兼務
1963年 日本初の原子力発電(東海村)
1966年 日本初の商業発電用原子炉が東海発電所で稼働
その後交付金とセットで
日本中に原発が建てられたのはご存じの通り
国策としての日本の原子力政策は
アメリカの指示を受けた
ごく少数のメンバーで進められた計画なのだ
第2548回 55 Nuclear Plants
May 25, 2011 § Leave a comment
日本にある原発は
メジャーリーガー松井の背番号と同じ55基
(建設中、建設予定を含めると69基)
去年玄海原発でスリーマイルレベルの事故があったという噂だけでなく
過去に大小数えきれないくらいの放射能の漏洩事故があったことが
どうも状況証拠的に濃厚になってきている
フクシマ事故の対応、公式発表を見ている限りは
真実の5%くらいしか、事故の数ヶ月後に発表されていない
これは、過去の事故にも全てあてはまっているはずだ
完全に闇に葬られた事故も多かったと思う
これが原発の現実だ